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CASE STUDY

ケーススタディ / 使用事例

半導体工場や精密機器・電子機器工場などのケース

半導体関連工場では、様々な薬液やガスが使用されます。そのような薬剤の排水設備、廃液タンク、換気システムなどの過酷な環境下において、安定したシール効果を持続することができるコーティング・コーキング剤が求められております。
また、半導体や電子部品などの接点障害対策として、シロキサンフリーの条件も求められております。
これらの条件をFC-700が解決いたします。

 お客様のお悩み

  • 薬液処理槽や薬液排水設備に使用できる補修材料が欲しい。
  • 様々なガスを換気する設備廻りで使用ができる、耐熱かつシロキサンフリーのシール剤が欲しい。
  • 低シロキサンタイプのシリコン剤にかわるシロキサンフリーのシール剤を探している。
  • 半導体装置内部のシールや封止にシリコン材料に変わる製品を探している。

 

FC-700が選ばれる理由

優れた耐薬品性であること

酸でもアルカリでも、水溶液でも揮発性のガス成分でも、幅広く対応することが可能です。
特にシリコン樹脂などのケミカル製品が苦手とするさまざまな「酸」に対して、耐性を発揮することができる利点がございます。

原材料にシリコン樹脂を使用していないため、シロキサンガスが発生しないこと。

シロキサンガスとはシリコン材料から発生するアウトガスのことです。シリコン材料の経時変化や雰囲気温度の上昇により発生し、半導体部品へ付着して接着阻害を引き起こしたり、半導体接点部に酸化物を生成して蓄積し(絶縁物)、接点不良を引き起こします。

様々な複合的な条件にも対応が可能であること

常用耐熱温度250℃の耐熱性、耐薬品性、耐酸性、耐アルカリ性、耐油性、電気絶縁性( 10^12~10^13Ω・cm )に優れているので、様々な用途で使用が可能です。

利用されるメリット

  1. 優れた耐薬品性により、様々な設備での補修作業、劣化予防対策が可能になります。
  2. 酸性でもアルカリ性でも幅広いpHで対応が可能です。
  3. 液体でもガスでも幅広く対応が可能です。
  4. 耐久性の向上によりメンテナンス回数が減少します。
  5. メンテナンスのためのコスト削減が可能です。
  6. シール性の向上により、安全性がより確保できます。

使用例

  1. 工場内排水設備、処理水タンク、濃縮タンクなどの補修。
  2. VOC換気装置のシール及び補修。
  3. 半導体装置、精密機器のシール及び補修。
  4. 防油堤の目地シール及び補修。
  5. 工場内ダクトや配管の補修など。

お客様の声

薬剤が混合され、pHでしか判断できない状態の廃液タンクの補修で、今までなかなかよい製品を見つけることができなかったが、FC-700を使用してみたところ耐性を維持できております。今までのように頻繁に補修することなく、解決することができております。コスト面で非常に助かっております。

シロキサン対策でシリコン樹脂に変わる耐熱性の高いシール剤を探しており、200℃の条件で使用してみましたが、耐性が維持できております。

濃縮装置廻りのシールで今までシリコン樹脂のシール剤を使用していましたが、シロキン対策により従来のシリコン製品が使用できなくなり困っていたところ、シロキサンフリのFC-700を見つけ施工することができました。

工場内ではさまざまな薬品が使用されているため、他のシール剤では薬品によってすぐにダメになってしまったが、FC-700は薬品に強くしっかりと補修ができております。今後も常備品として検討しております。

使用方法

塗布面のゴミ、油分、サビなどをしっかり除去してください。

カートリッジタイプの場合は、ノズルを塗布幅に合わせて切断し、ドライバーなどでアルミ防湿膜を破りノズルを取り付け、カートリッジガンにセットとしてください。塗布作業は、押し付けるようにゆっくり行ってください。隙間や巻き込んだ気泡部分が生じますと乾燥による膨れ、気泡痕、収縮による亀裂が発生することがございますのでご注意ください。

完全硬化まで動かさないでください。指触乾燥は、早く数分で硬化してきますが、厚みにより内部硬化には時間を要しますのでご注意ください。

使用製品

FC-700

Wonder Coat FC-700は、フッ素樹脂を主成分として開発されたコーティング材料です。 耐薬品性、耐熱性、耐油性、電気絶縁に優れ、長期にわたり過酷な環境下においても安定したシール効果を持続いたします。
また、シリコン樹脂を使用していないため、シロキサンフリー対策の用途でもご利用いただけます。様々な状況でのコーキング、シーリング、コーティング用途などにご利用が可能です。